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美人の目利き

快眠セラピスト 三橋美穂さんと探る

美彩

快眠美人のつくり方 後編 日本の夏を快適に眠る術

心地よい眠りを得ている女性は、
すこやかで美しい肌をも手に入れられる――。
密接に関わっているといわれる
「美」と「眠り」の仕組みをご存知ですか?
前半に引き続いて快眠セラピストの三橋美穂さんに
自分らしい睡眠リズムや
入眠への流れのつくり方など
女性の美肌力を上げる睡眠術について伺いました。


新陳代謝の鍵を握る「眠り始めの3時間」

肌の新陳代謝を高め、ターンオーバーを促進するためには、どうすればよいのでしょうか。

「それには、ターンオーバーに深く関わる『成長ホルモン』を睡眠時に多く分泌させることが大切」と三橋さん。

三橋さんmemo

成長ホルモンは、美肌や若返りにも関係していて、美容に詳しい女性の間ではすっかりおなじみとなったホルモンですが、寝ている間ずっと分泌されているわけではないのが特徴です。

「ポイントは、眠り始め3時間の睡眠の質。寝てすぐに深い睡眠(ノンレム睡眠の3〜4段階)が得られるほうが、多く分泌されるんですよ。つまり大切なのは、“寝つきのよさ”なのです」


ぐっすり眠ると溌剌とした美しさが宿る

ぐっすり眠れるとキレイのためにこんなにうれしい!

成長ホルモンのほかにも、睡眠と美しさの関わりについてはさまざまな研究が進んでいます。昔からのことわざ「寝る子は育つ」は、最先端の研究結果をもとにした、現代女性の美容になぞらえることができるのです。

そこで、今わかっている“快眠のいいこと”をおさらいしてみましょう。
ぐっすり眠れると…

  • ニキビや肌荒れ、目の下のクマが改善する
  • 肌のツヤや張り、透明感が増す
  • イライラ、怒りっぽさが減る
  • ストレスに耐える力が増す
  • やる気が高まる
  • ダイエット効果が期待できる
  • 風邪をひきにくくなる
  • 肩こりや腰痛が軽くなる
  • 老けにくくなる

つまり、溌剌とした美しさが宿るのです。


大切にしたい身体の声、自分らしいリズム

「お肌のゴールデンタイム」としてよく謳われるのが、22時〜翌2時の間に睡眠をとるべき、という通説。この間にぐっすり眠ると、成長ホルモンが多く分泌され、いい肌の代謝リズムが期待できると言われています。

でも、日々忙しい私たちには、22時前に眠りにつくなど、じつは至難の技。
三橋さんのカウンセリングを受ける女性の中には、寝ることがプレッシャーになって、かえって寝付きづらくなっている人も多いといいます。

あるがままの自分の、自然な眠気を大切にして、できるだけ毎日同じペースで生活することが、良い眠りを習慣化する第一歩だそうです。

三橋さんmemo

「『この時間までに寝なきゃ』と焦って、逆に寝付けなくなったら、本末転倒ですよ。できるだけ早く寝るように心がければ、それが0時の就寝になったとしても、大丈夫です。大事なのは、自分のリズムで自然な眠気を誘うこと。それこそが、深い眠り、美しさを作る眠りへの大きな一歩なのです」


日本美人の眠り、今と昔。

うたた寝に 恋しき人を 見てしより 夢てふものは 頼みそめてき小野小町(古今和歌集)


「暑さで思うように眠れなかったり、熟睡感が足りない場合は、昼寝もおすすめです。10〜15分、うとうとするぐらいの半覚醒状態でも、脳と体の疲れを癒すことができます」と三橋さん。

「うたた寝に 恋しき人を見てしより 夢てふものは 頼みそめてき」

うたた寝で恋しい人を夢に見てから、夢を頼りにするようになったと、切ない女心を詠んだのは小野小町。古今和歌集に収録されています。

「うたた寝」のように、日本には古くから「つい寝てしまった」という意味の言葉が多く存在します。「うとうと」「うつらうつら」「とろとろ」「まどろむ」など……。

昔の日本人女性も、夏の午後の昼寝をうまく取り入れていたのでしょうね。

快眠コラム

古来から模索されてきた、すこやかな眠り

日本では昔から、夏の養生法として「夜臥早起(やがそうき)」が挙げられています。これは、「夜暗くなったら眠り、夜明けとともに早く起きる」という意味。暑い夏をすこやかに暮らすための上質な眠りを、昔の日本人も模索していたようです。


頭」ではなく「心」で誘う、喜びのある眠り。

寝つきをよくするためには、さまざまな手法があります。でも、三橋さんは、直感的な“好き”を一番大事にすべきだといいます。

「女性ならきっとみなさんご存知のはずです。お気に入りのアロマの香りに包まれた時、ワンランク上の寝具に体を包んだ時、ゆっくりとお肌をお手入れできた時の心地よさといったら。そういった自分の“好き”を大切にしながら、眠りに気を配れる人は、自分自身を大切にできる人ではないでしょうか」

たとえば、お気に入りの美容液やジェルを塗って、心地よく眠りに就く。翌朝、肌の状態もよくなって、心もうれしさで満たされて。

四季折々、一日の終わりの帰宅後から睡眠にかけての流れをすべて、自分を思い切り甘やかして、心地よい方向へ導くことを習慣化できたら。

毎日が忙しい現代女性たちの、それこそが最高の贅沢なのかもしれません。


快眠を誘う6つの習慣

睡眠の質には、就寝前までの一日、特に夕方から就寝前の過ごし方も大いに影響します。
鍵になるのは、「体温」と「明かり」。三橋さんに、実践したい6つの習慣を伺いました。

一、運動するなら夕方に
二、夕食は就寝の3時間前までに
三、入浴は1時間前、湯船にしっかり
四、部屋の明かりをこまめに変えて
五、パジャマは半そで、長ズボンに
六、寝入りばなの“心地よさ”を追求

プロフィール

快眠セラピスト

三橋美穂

寝具メーカーに勤務、商品開発や枕アドバイザーの育成などに携わり、研究部門開発長を経て、2003年より快眠セラピストとして活躍。実践的でわかりやすい解説には定評があり、公演やテレビ・雑誌など各メディアに多数出演中。節電が叫ばれる一方、夜間の熱中症も心配な今夏は、エアコンも適度に使った寝室の温度管理をよびかけている。

三橋美穂さん公式サイト
http://sleepeace.com


三橋美穂さん
「快眠カウンセリング体験チケット」

心、体、睡眠、3つの環境を整えることを快眠の柱とし、眠りの大切さや快眠の工夫、寝具選びなどについて提案している快眠セラピストの三橋美穂さんに直接お会いして、良い眠りのためのカウンセリングを受けていただける体験チケットをプレゼントします

応募期間:
2012年8月14日(火)〜2012年8月31日(金)

応募は締め切りました。
たくさんのご応募ありがとうございました。