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美人の目利き

快眠セラピスト 三橋美穂さんと探る

美彩

快眠美人のつくり方 前篇 日本の夏を快適に眠る術

健やかで美しい肌づくりの礎、睡眠。
質の良い眠りは、女性の元気とキレイに欠かせません。
けれど、便利すぎる現代生活のなかでは、
寝不足や不眠に悩まされる女性も少なくないとか。
さらに熱帯夜が続く日本の夏の、寝苦しいことといったら。
心地よく眠るための秘訣や
昔からの知恵を活かした快眠術とは?
快眠セラピストの三橋美穂さんとともに、探ります。


今夏、あなたが寝苦しい理由を探ってみましょう

快眠度Check!
  • 寝具の素材を春から変えていない
  • 健康のため、エアコンや扇風機は極力使わない
  • エアコンはフル稼働。ヒヤッとするぐらいの室温で寝るのが好き
  • 暑気払いに、冷たい麺類や冷たい飲み物を積極的にとっている
  • 寝る直前までネットやメール、考え事をしていることが多い
  • 部屋着のまま寝ている。夏はショートパンツを愛用している
  • 寝室の照明は、昼光色や昼白色(青白い色)を使っている
  • 寝室のインテリアのカラーはとくにこだわっていない
  • 入浴は、寝る直前のシャワー。もしくは朝シャワー。
いくつ当てはまった?これらは、すべて 良い眠りの妨げに なっている可能性が あるのです。

夏の夜こそ「頭寒足熱」

「私たちは自律神経の働きによって体温が少し下がると眠気を感じ、睡眠中はさらに体温を下げていきながら熟睡状態に入ります。けれど日本の夏は夜でも高温多湿。汗が蒸発しにくく、体内に熱がこもりやすい状態。これでは体温が下がりません」

そう教えてくれたのは快眠セラピストの三橋美穂さん。体温を下げるための鍵は「寝床内気候(しんしょうないきこう)」という考え方なのだそう。

三橋さんmemo

「布団の中の、温度と湿度のことです。快適に眠れる目安は、温度は体温よりやや低い約33℃、湿度は50〜60%前後。けれど、日本の夏は湿度が80%を越えることも。
蒸し風呂のような寝床では身体全体はほてりっぱなし。熟睡なんて、できるはずありません。夏は睡眠環境づくりに工夫が必要なんですよ」


適度な涼をとる、小さな気遣いを重ねて。

現代では、暑気払いに躍起になって、かえってよい眠りが妨げられる場合も。冷房のかけすぎや冷却ジェルマットなどによる、首や肩、足の冷えに悩まされる女性も少なくないそう。

「でも夏も、昔からいわれる『頭寒足熱』の考え方は忘れてはいけません」と三橋さん。

三橋さんmemo

「ある調査によると、頭と足元の快適な温度差は“4度”という結果が出ています。でも、夏は布団から足が出ていることも多く、頭と足元の温度差がほとんどないんです。これも意外な落とし穴です」


「頭寒足熱」で 快眠を得るポイントとは?

「頭は涼しくしながらも、足元にはタオルケットなどを必ず用意すること、肩や膝覆うパジャマを選ぶことが大事。灯台下暗しというような小さな気遣いこそ、快眠への道しるべなんです。」

また、室温に関するアドバイスも。

「エアコン設定のおすすめは、まず就寝前に寝室を27℃くらいに冷やす。そして睡眠中に徐々に体温が下がることを見越し、29℃程度に変える。睡眠のメカニズムに合わせて、タイマー設定で室温を変えることが大切」

一晩中やや汗ばむくらいの設定ならば、体への負担もかかりにくくなるそうで、一石二鳥ですね。


昔、団扇で扇いでもらった風のなんと心地よかったことか――。

実は、そよ風程度の微風を感じられれば、気温が高い状態でも深い睡眠が得られます。冷房がなかった時代の知恵ですね。

「このそよ風は、扇風機を使って今の暮らしの中に取り入れることができますよ。部屋の隅に置き、天井に向けて微風モードで首振りに。部屋中の空気をゆるやかに動かしてみて。かすかな風が肌表面の熱をとり、体感温度が下がります」

こうすると寝具内の熱も湿気もこもりにくいので、途中で目覚めることもなくなるそう。 「エアコンの苦手な人、またエアコンだけでは物足りない人は、ぜひ扇風機をうまく使ってみてください」

三橋さんmemo

夕方、少し気温が下がったところで、玄関先や庭、ベランダに打ち水をするのも一度お試しあれ。たかが水、されど水。気化熱の対流から、室内へのやわらかな風が起せます。地球温暖化の進む今ほどではないにせよ、先人たちが暑い夏の凌ぎ方、今一度実践してみるのもいい手かもしれません。


昔から親しまれた自然素材を現代に取り入れて。

快眠へのもうひとつの準備として、三橋さんが挙げるのは、寝具。「背中と敷き布団が密着することで感じる背中の蒸れが、寝苦しさの原因です。熱を逃がす、夏向きの寝具に切り替えてみましょう」

ベッドで寝ている人も注目したいのが、和の素材。昔から愛用されているだけあって、理にかなうものばかり。「涼感シーツなどもありますが、“涼しい感じがするだけ”で効果があやしいものも。自然素材なので、品によっては値が張りますが、やはり和素材の寝具をおすすめですよ」

  • い草や麻のシーツ
  • そばがらや檜の枕

美人は五感で涼をとる。

「味」温かい飲み物で 体温を一度上げて
「触」“美容マスク”で ひんやりと入眠
「聴」風鈴の音
「視」寝室は「青」で コーディネート
「臭」体感温度をも変える ミントの香り

プロフィール

快眠セラピスト

三橋美穂

寝具メーカーに勤務、商品開発や枕アドバイザーの育成などに携わり、研究部門開発長を経て、2003年より快眠セラピストとして活躍。実践的でわかりやすい解説には定評があり、公演やテレビ・雑誌など各メディアに多数出演中。節電が叫ばれる一方、夜間の熱中症も心配な今夏は、エアコンも適度に使った寝室の温度管理をよびかけている。

三橋美穂さん公式サイト
http://sleepeace.com


三橋美穂さん
「快眠カウンセリング体験チケット」

心、体、睡眠、3つの環境を整えることを快眠の柱とし、眠りの大切さや快眠の工夫、寝具選びなどについて提案している快眠セラピストの三橋美穂さんに直接お会いして、良い眠りのためのカウンセリングを受けていただける体験チケットをプレゼントします

応募期間:
2012年8月14日(火)〜2012年8月31日(金)

応募は締め切りました。
たくさんのご応募ありがとうございました。